胃がん検診

胃がんの検査には大きく分けて「胃X線(エックス線)検査」と「胃内視鏡検査」がありますが、当センターが実施している胃がんの検査は、検診車内で行う「胃X線検査」です。

更に、得られた検査画像から、従来の「胃がん疑いの有無判定」だけでなく、“胃がんになり易い胃の状態かどうか⁉”の「胃がんリスクの判定(胃粘膜判定)」結果も合わせて受診者の皆様にお知らせをしています。

胃がん検診について

対象者40歳以上 ※1
検査項目質問(問診)、胃エックス線検査(胃バリウム検査)  ※2
受診間隔年1回

※1 市町・事業所により異なる場合があります。
※2 胃がんリスク検査としては、「PG検査」・「ABC検査」も一部実施しています。

検査の内容について

胃はそのままではエックス線画像として映らないため、まずは“バリウム(消化管の造影剤)と“発泡剤(通常しぼんでいる胃を膨らますための薬剤)を服用していただきます。

その後、別室からの技師のアナウンス指示に従い、検査台の上で体位変換を行いながら、学会基準の体位に準じて計8~13枚程のエックス線撮影をしていきます。

また、基本となる前処置は、胃の中を診る検査のため、検査前日の夜9時以降は絶飲食が必須となります。検査後は、服用したバリウムの速やかな排泄を促すために下剤を服用していただきます。

下剤について

胃 受診票

事前にご確認してほしい点

安全に精度の高い検査を行うために、安全基準(禁忌事項)を設けておりますので、必ず胃がん検診の禁忌事項を御覧の上、ご自身に該当する項目がないかをご確認ください。

検査当日の問診で、禁忌項目に一つでも該当となられた方は、受診することができませんのでご注意ください。

詳しくはこちらをご覧ください。

「聴覚障害」および「疎通(言語など)に不安」のある方々

安全確保・精度確保の観点から、事前にお伝えすべき重要事項がございます。
事前に御覧の上、検診車(集団検診)での受診にあたっては、慎重にご検討ねがいます。 

詳しくはこちらをご覧ください。

もし「要精検」(精密検査が必要)となったら

検診結果が「要精検」になった場合には、早めに医療機関で精密検査として「胃内視鏡検査(胃カメラ)」を必ず受けてください。

精密検査の結果、がん以外でも良性病変(ポリープ、潰瘍 など)が見つかることも多いです。一番危険なのは、病変が放置され進行してしまうことです。

また、症状がある場合は、検診結果によらず、医療機関を受診してください。

精密検査機関がわからない場合は、結果通知に同封の『胃がん検診精密検査機関登録一覧』をご参照ください。

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