乳がん検診

乳がんは他のがんに比べ、その発生に女性ホルモンなどの要素が大きく作用することから、若い世代でも発症しやすいです。

食生活の欧米化なども影響し、女性のがんの中で罹患率および死亡率は、年々増加傾向にあります。

早期に発見し治療を行えば予後は良好であり、乳房の温存による生活の質の維持および向上が期待できます。

検診について

対象者40歳以上
検査項目質問および乳房エックス線検査(マンモグラフィ)
受診間隔2年に1回

※市町・事業所により異なる場合があります。

検査内容について

乳房を圧迫・固定して撮影を行います。
圧迫・固定することで、乳腺の重なりを分け、病気が見つけやすくなります。
また厚みを薄くすることで、画質が良くなり、被ばく線量が減少します。

受診できない方

安全に精度の高い検査を行うため、安全基準(禁忌項目)を設けております。
下記をご覧の上、該当する項目がないか、ご確認ください。

  1. 妊娠中、または妊娠の疑いがある。
  2.  授乳中、または断乳後6か月以内である。
  3.  V-Pシャントを挿入している。
  4.  胸にペースメーカー・ICD、またはCVポートを装着している。
  5.  人工乳腺バック・脂肪注入・ヒアルロン酸注入などの美容豊胸手術をしている。
  6.  インスリンポンプ、持続グルコース測定器を装着している。
    (器具をご自身で外しての検査は可能です。また器具の種類によって磁気の影響を受けない物もございますので、主治医とよくご相談ののち、お申し込みください。)

もし「要精検」(精密検査が必要)となったら

検診結果が「要精検」となられた方は、今回の検診だけでは診断を確定することができないため、必ず医療機関で精密検査を受けてください。

精密検査を受けた人の約半数は異常なしと診断されており、良性病変(繊維腺腫、乳腺症など)が見つかる場合もあります。

一番危険なのは、病変が放置され進行してしまうことです。

また、症状がある場合は、検診結果によらず、医療機関を受診してください。

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